SSブログ

躍動する魂のきらめき―日本の表現主義

松戸市立博物館で24日に終了する「躍動する魂のきらめき―日本の表現主義」展を先日観た。
かつて松戸市教育委員会美術館準備室を率いていた森 仁史氏(金沢美術工芸大学)が、中心となって立ち上げた研究会が3年かかって問うた「日本の表現主義」。地方美術館が参加し、1910-20年代の日本における表現主義的傾向を広く集めて展示している。絵画、版画、写真、工芸、建築、映画、演劇、音楽、出版とおよそ芸術表現の全分野にわたる有名、無名の作品。西洋古典主義の模倣から脱却して、自らの内面を表現しようとしたとき、独自の表現が多くの同時代の西洋芸術思潮の影響と相俟って誕生したことが理解できる。
私たちの芸術はこれからいかなる表現を生み出していくだろうか、芸術と社会、芸術と生活を考えるとき、100年前のここに確かにある原点を振り返ることの意義は大きい。


躍動する魂のきらめき―日本の表現主義

躍動する魂のきらめき―日本の表現主義

  • 作者: 森 仁史
  • 出版社/メーカー: 東京美術
  • 発売日: 2009/10
  • メディア: 単行本



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。