SSブログ

生誕120年 小野竹喬展

生誕120年 小野竹喬展
http://www.momat.go.jp/Honkan/ono_chikkyo/index.html

 時代を追って南画から「新大和絵」風へと画風は変わるが、すがすがしく明媚な風景を追求する姿勢は一貫している。
 何気ない身近な木々、その向こうに広がる空。茜空の画家と呼ばれることもあるようだが、まことに「空の作家」だと思う。その伸びやかな光景は暖かで穏やかな色彩とともに、見る者の心にしみいる。
 「奥の細道句抄絵」10点すべてが並んだ最後の展示室は絵本を眺めるようであった。ここにあるポエジーは決してわびさびではない。
 本制作119点、スケッチ52点の大回顧展の会場には静かな喜びが漂っていた。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。