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「編み・組みの手技-籠・蓑など」展

 日本民藝館の「編み・組みの手技-籠・蓑など」展を終了間際に観てきた。

http://www.mingeikan.or.jp/html/exhibitions-events-mingeikan.html

 民芸館は定期的に観させていただくお気に入りのスポットだ。
 この日も、2階の特別展を観る前にゆっくりと各室の併設展示を観て回った。これらも常に展示の入れ替えがなされるので新たな出会いがある。今回は、朝鮮時代の木漆工に惹かれた。

 さて特別展であるが、一昔前まで私たちの身の回りの道具や容器には多くの編組品(へんそひん)があった。とりわけ山村においては身近な自然素材を用いてなんでもと言っていいぐらい多種の道具が作られてきた。

 籠、笊、蓑、背当(「ばんどり」とも呼ばれた)、背負子、箕、帽子、傘、雪沓、草履、注連縄、神酒口、櫃、釜敷、手箒、と実にさまざまな用途に応じて編組品が生み出されてきた。

 人々はこれら実用品に控えめだがしゃれた紋様を組み込んだり、色のリズムを配したりして楽しんできたことが分かる。自然素材の特性を活かし、ていねいに根気強く作られた品々には人々の手触りが残されている。

 次回展示はいよいよ「朝鮮陶磁-柳宗悦没後50年記念展」(2010年4月1日~6月27日)である。
 


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